布田百合愛
今回、皇太子ご夫婦(現天皇皇后両陛下)が2018年1月の「歌会始の儀」で披露された歌を歌碑にするということで、名取市の中学生に募集がかかり、その中から揮毫者として選ばれ、とても光栄に思っています。
2017年11月に閖上地区を皇太子ご夫妻が訪問された際、
皇太子さまは
「復興の住宅に移りし人々の語るを聞きつつ幸を祈れり」 皇太子妃雅子さまは
「あたらしき住まいに入りて閖上の人ら語れる希望のうれし」
と詠まれました。
私は皇太子妃雅子さまの歌を、閖上の人々の前を向く力になれるようにと思いながら書き上げました。 大きさのバランスや、行書でありながらも、誰でも読むことのできる書体を目指し、努力を重ねました。
大久先生、いろいろとアドバイスをいただき、ありがとうございました。
私は、歌碑が後世に受け継がれ、震災のことを知るきっかけになることを願っています。
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